ヤフーオークション

「週刊東洋経済」2009/12/12号の特集は「中古品大解明！」というタイトルでした。この特集の中で「ヤフーオークション必勝法」という記事がありました。中古品という切り口だからがしょうがない面もあるのですが、ヤフオク＝中古品という構図は少し違和感があります。
　
　僕もヤフオクを利用することがあります。最近は何か購入しようとする際は、価格.comとヤフオクでまず商品の「下値」を調べることが多くなりました。調査してみて、普通のお店で買うこともあるし、通販で買ったり、オークションに参加することもあります。オークションの場合、僕自身は中古品よりも新品を落とそうすることが多いです。ヤフオクの妙味は、新品・新古品・中古品がうまい具合に出品されている点にありますと思います。リサイクルショップで中古品に混じって、新品が特価で売られていると「売れないものを安く仕入れたのかな」と想像して手を出しづらい面がありますよね。これはマーチャンダイジングと消費者心理の微妙なズレのせいなのではないでしょうか？
　
　ヤフオクのもう一つ面白い点は、取引終了後、出品者や落札者を評価する機能があることです。いい出品者（または落札者）か悪い出品者を評価することができます。良い取引が成立した場合、お互いに良い評価をつけ合うことができると少し嬉しくなります。普段、何か買ってレジで精算し、「ありがとうございます」と言われても、何も感じないこともあります。ネットの「ありがとう」のほうが、心に響くのは文章だからでしょうか？礼状をもらったような感覚というか。
　
　といっても、良い取引ばかりではありません。僕も一度、PCパーツを購入し、初期不良の場合、３日間は返品可ということで購入したのにうやむやにされたことがありました。２回メールを出しましたが、返事がありませんでした。
　
　それでも、ネットのオークションや価格.comを利用するメリットは大きいです。法人の場合は購買規程などで制約もあるかもしれませんが、個人事業主・SOHOは利用しない手はありません。領収書が発行してもらえないこともあるので、落札の記録と銀行振込・代引きなどの明細は保存しておきましょう。



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