SPCパラダイム(事業計画の考え方)
先日、あるビジネスプラン・オーディションの審査員をさせていただきました。かなりの応募数の中からセミファイナルへ進出するプランの選定を行いました。力作も多く審査は難航しました。
僕自身も事業計画(中期経営計画)を何度も策定してきましたが、投資家や金融機関など外部向けに事業計画を作成するにはちょっとしたコツがあります。ビジネスプランのオーディションは専用のフォーマットがありますが考え方は同じで、後はフォーマットにどう落とし込むかです。
SCPパラダイムという考え方があります。
S・・・Structure(業界構造)
C・・・Conduct(企業行動)
P・・・Performance(成績・成果)
業界構造は、事業の外部環境、自社おかれている業界の特色、市場規模、市場シェア、ビジネスのチャンスと脅威などを整理します。
↓
企業行動は、その業界構造に対してどのような戦略、戦術、組織体制で臨むか、自社の強みと弱みなどをまとめます。
↓
成績・成果は、企業行動の結果として得られる売上高、利益、経営指標、コミットメント数値などをシミュレーションし固めていきます。
このSCPの流れとそれぞれがきっちりとかみ合っていると説得力がぐ~んと増します。外部の利害関係者は業界のことを理解し、すっきりした気持ちでその後の話を聞いてくれます。
上場企業の株主向けの「事業報告」を見ると、その多くがSCPの3段論法であることに気づきます。
S・・・1年間の事業環境(1段目/この1年のわが国経済は~)
C・・・1年間の事業活動(2段目/このような環境下、当社の事業としましては~)
P・・・1年間の業績(3段目/このようなその結果、当社の業績は~)
実は社史(会社史)も同じです。Sをその企業にとって意味のある時代ごとに分類し、CとPをまとめていきます。最終的に社史としてSCPという構成にならないかもしれませんが、この3段論法が過程として重要であるし、その後、数十年後にまた社史を作る上での参考になるのです。
事業計画(中期経営計画)をしっかり立案し、必要に応じ修正する。決算ごとにきちんと事業報告を作成する。その共通事項としてSCPパラダイムを活用していけば、しっかりとした企業経営への一歩を踏み出すことになります。
昨日10月25日、中小企業診断士の2次試験が実施されました。受験生の皆さんお疲れ様でした。
僕自身も事業計画(中期経営計画)を何度も策定してきましたが、投資家や金融機関など外部向けに事業計画を作成するにはちょっとしたコツがあります。ビジネスプランのオーディションは専用のフォーマットがありますが考え方は同じで、後はフォーマットにどう落とし込むかです。
SCPパラダイムという考え方があります。
S・・・Structure(業界構造)
C・・・Conduct(企業行動)
P・・・Performance(成績・成果)
業界構造は、事業の外部環境、自社おかれている業界の特色、市場規模、市場シェア、ビジネスのチャンスと脅威などを整理します。
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企業行動は、その業界構造に対してどのような戦略、戦術、組織体制で臨むか、自社の強みと弱みなどをまとめます。
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成績・成果は、企業行動の結果として得られる売上高、利益、経営指標、コミットメント数値などをシミュレーションし固めていきます。
このSCPの流れとそれぞれがきっちりとかみ合っていると説得力がぐ~んと増します。外部の利害関係者は業界のことを理解し、すっきりした気持ちでその後の話を聞いてくれます。
上場企業の株主向けの「事業報告」を見ると、その多くがSCPの3段論法であることに気づきます。
S・・・1年間の事業環境(1段目/この1年のわが国経済は~)
C・・・1年間の事業活動(2段目/このような環境下、当社の事業としましては~)
P・・・1年間の業績(3段目/このようなその結果、当社の業績は~)
実は社史(会社史)も同じです。Sをその企業にとって意味のある時代ごとに分類し、CとPをまとめていきます。最終的に社史としてSCPという構成にならないかもしれませんが、この3段論法が過程として重要であるし、その後、数十年後にまた社史を作る上での参考になるのです。
事業計画(中期経営計画)をしっかり立案し、必要に応じ修正する。決算ごとにきちんと事業報告を作成する。その共通事項としてSCPパラダイムを活用していけば、しっかりとした企業経営への一歩を踏み出すことになります。
昨日10月25日、中小企業診断士の2次試験が実施されました。受験生の皆さんお疲れ様でした。
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