豪雨災害とBCPの見直し
こんにちは中小企業診断士の中山です。
「マツダの7月の国内生産台数は、豪雨災害の影響を受け前年同月比3割落ち込み」
自動車メーカー・マツダの新聞記事を目にしました。7月初旬の豪雨災害で従業員の通勤や部品の供給に影響があったことが減産の原因です。国内生産の3割以上の減少は東日本大震災以来の落ち込みとのことです。
9月10日には国内2工場を通常の操業に戻すということですが、約2カ月間にわたり操業度が通常の70%程度に低下したことになります。
マツダの工場立地とはやや場所が異なりますが広島市では1996年6月と2014年8月にも大雨による土砂災害の被害が起きており、官民あげての対策が望まれます。
豪雨災害以降、BCPの被害想定を見直したいと複数の企業から相談を受けました。2011年3月の東北大震災以降、BCP策定の機運が高まりましたが、地震による災害を想定したBCPがほとんどであると思われます。BCPに津波リスクを含んでいる場合、「水被害」に対する予防対策や復旧対策も織り込んでいると思いますが、津波が含まれていないと「水被害」が抜け落ちている可能性があります。最近では、内水氾濫(ないすいはんらん)の危険性が指摘されています。河川の水を外水と呼ぶのに対し、堤防で守られた内側の土地にある水を内水と言います。大雨により下水道や排水路だけでは排水のキャパシティを超えてしまうことがあります。また支川が本川に合流する場所では、本川の水位上昇により本川の外水が支流に逆流することがあります。
8月初旬には山形県でも豪雨災害により、戸沢村が一時孤立状態になりました。6月にプライベート旅行で山形を訪れ、最上川沿いをツーリングしました。風光明媚な土地で景色やそばを堪能しました。あの長閑な風景が災害にさらされたと思うと心が痛みます。
「マツダの7月の国内生産台数は、豪雨災害の影響を受け前年同月比3割落ち込み」
自動車メーカー・マツダの新聞記事を目にしました。7月初旬の豪雨災害で従業員の通勤や部品の供給に影響があったことが減産の原因です。国内生産の3割以上の減少は東日本大震災以来の落ち込みとのことです。
9月10日には国内2工場を通常の操業に戻すということですが、約2カ月間にわたり操業度が通常の70%程度に低下したことになります。
マツダの工場立地とはやや場所が異なりますが広島市では1996年6月と2014年8月にも大雨による土砂災害の被害が起きており、官民あげての対策が望まれます。
豪雨災害以降、BCPの被害想定を見直したいと複数の企業から相談を受けました。2011年3月の東北大震災以降、BCP策定の機運が高まりましたが、地震による災害を想定したBCPがほとんどであると思われます。BCPに津波リスクを含んでいる場合、「水被害」に対する予防対策や復旧対策も織り込んでいると思いますが、津波が含まれていないと「水被害」が抜け落ちている可能性があります。最近では、内水氾濫(ないすいはんらん)の危険性が指摘されています。河川の水を外水と呼ぶのに対し、堤防で守られた内側の土地にある水を内水と言います。大雨により下水道や排水路だけでは排水のキャパシティを超えてしまうことがあります。また支川が本川に合流する場所では、本川の水位上昇により本川の外水が支流に逆流することがあります。
8月初旬には山形県でも豪雨災害により、戸沢村が一時孤立状態になりました。6月にプライベート旅行で山形を訪れ、最上川沿いをツーリングしました。風光明媚な土地で景色やそばを堪能しました。あの長閑な風景が災害にさらされたと思うと心が痛みます。
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